【問137】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|責任共有モデル
インシデント対応とクラウド・IoT 問12/25難易度B(標準)
問題文
クラウドサービスにおける責任共有モデルの考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.事業者がすべての層の対策に責任を負うため、利用者は何ら対策を講じなくてよい
- 2.事業者は基盤の管理に責任を負い、利用者は自らのデータや設定に責任を負う
- 3.利用者がすべての責任を負うため、事業者の管理体制を確認する必要はない
- 4.責任範囲は契約では定めず、事故の発生後に当事者間の協議によって決める
解説
正解は2。責任共有モデルとは、クラウド環境のセキュリティ責任を事業者と利用者で分担する考え方である。データセンタの物理的安全、ハイパーバイザや基盤ソフトウェアの保守は事業者が担い、利用者はアカウントと権限の管理、アクセス制御の設定、保存するデータの暗号化、自ら導入したソフトウェアの脆弱性対策に責任を負う。分担点は利用形態により異なり、IaaSでは利用者の責任範囲が広く、SaaSでは狭くなる。1は誤り。設定やアカウント管理は利用者の責任であり、事業者がすべてを負うわけではない。3は誤り。基盤側の対策は事業者の責任であり、その管理体制の確認はむしろ利用者に必要である。4は誤り。責任範囲は利用規約やSLAで事前に明確化しておくべきである。本試験では形態ごとの分担点が問われる。