【問135】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|BCPとディザスタリカバリ
インシデント対応とクラウド・IoT 問10/25難易度B(標準)
問題文
事業継続計画(BCP)で用いる目標復旧時点(RPO)の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.災害の発生後、事業を再開するまでに許容できる最大の停止時間を示す指標
- 2.災害発生時にさかのぼって復旧できる時点を示し、データの損失許容量を表す
- 3.復旧作業に投入できる要員と費用の上限をあらかじめ定めた予算上の指標
- 4.重要業務が停止した場合に生じる損害の額を、時間の経過ごとに見積もった値
解説
正解は2。RPO(Recovery Point Objective、目標復旧時点)は、障害や災害が発生したときにどの時点のデータまで復旧できればよいかを示す指標であり、許容できるデータ損失量を表す。例えばRPOを24時間とするなら日次のバックアップで足りるが、RPOを1時間とするならレプリケーションなどより短い間隔の複製が必要になる。1は誤り。停止時間の許容限度を示すのはRTO(Recovery Time Objective、目標復旧時間)である。3は誤り。要員と費用の上限は復旧計画上の制約であってRPOの定義ではない。4は誤り。停止による損害額を時間経過とともに見積もるのは、事業影響度分析(BIA)で行う作業である。本試験ではRPOとRTOの違い、およびBIAとの関係が繰り返し問われる。