【問65】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|ルートキットとバックドア
脅威と脆弱性 問15/25難易度C(難しい)
問題文
ルートキットの説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.侵入の痕跡を隠蔽し攻撃者の潜伏を継続させる不正なツール群
- 2.管理者権限のパスワードを総当たりで解読するために用いられるツール群
- 3.脆弱性の有無を診断して修正の要否を管理者に報告するためのツール群
- 4.通信内容を解析してネットワークの障害原因を特定するためのツール群
解説
正解は1。ルートキットは、侵入に成功した攻撃者が、自らのプロセス、ファイル、通信、ログといった痕跡をOSの機能を改変して隠蔽し、長期の潜伏を可能にする不正なツール群である。多くの場合、再侵入用の裏口であるバックドアを併せて仕込み、正規の認証を経ずに侵入できる経路を確保する。OS上の情報自体が改ざんされるため通常の手段では検知が難しく、外部媒体からの起動による検査や、信頼できる状態からの再構築が対処の基本となる。2は誤り。総当たりによる解読はパスワードクラックツールの説明である。3は誤り。脆弱性を診断して報告するのは脆弱性検査ツールであり、防御側が用いる。4は誤り。通信を解析して障害原因を特定するのはプロトコルアナライザである。本試験では、隠蔽と再侵入経路の確保という二点が問われる。