【問55】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|不正のトライアングル
脅威と脆弱性 問5/25難易度C(難しい)
問題文
内部不正が発生する要因を説明する不正のトライアングル理論において、三つの要素に含まれないものはどれか。
- 1.借金の返済など不正行為に及ぶ動機やプレッシャーがあること
- 2.内部統制が弱く不正行為を実行できる機会が存在していること
- 3.不正行為が発覚した際に科される罰則が明確に定められていること
- 4.自分の行為は許されると考える正当化の理由付けができること
解説
正解は3。不正のトライアングルは、動機(プレッシャー)、機会、正当化の三要素がそろったときに不正が発生するとする理論であり、内部不正対策の基礎とされている。罰則の明確化は、この三要素そのものではなく、機会を減らし正当化を困難にするための抑止策として位置付けられる。したがって三要素に含まれないものとして3を選ぶ。1は誤り。借金や過大なノルマといった圧力は動機に該当し、三要素の一つである。2は誤り。権限の集中や監視の欠如によって不正を実行できる状況は機会そのものである。4は誤り。処遇への不満を理由に自らの行為を納得させる心理は正当化に当たる。IPAの組織における内部不正防止ガイドラインもこの三要素を前提に対策を整理している。本試験では、三要素の名称と具体例の対応が問われる。