【問28】DXパスポート試験 練習問題|予知保全とセンサーデータ
業種別DXビジネスの現状 問8/20難易度C(難しい)
問題文
ある工場では、生産設備のモーターに取り付けたセンサーで振動や温度のデータを常に収集し、AIで分析して故障の兆候を捉えたうえで、故障する前に部品を交換している。このような保守の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.事後保全(故障が発生してから、原因を調べて修理や部品交換を行う考え方)
- 2.定期保全(設備の状態にかかわらず、あらかじめ決めた周期で点検や部品交換を行う考え方)
- 3.予知保全(設備の状態をデータで監視し、故障の兆候に応じて保守の時期を判断する考え方)
- 4.冗長化(設備や部品を予備と二重に備え、一方が故障しても稼働を続けられるようにする考え方)
解説
正解は3。予知保全は、センサーなどで設備の状態(振動、温度、電流など)を継続的に監視し、収集したデータの分析によって故障の兆候を捉え、故障が起きる前の適切な時期に保守を行う考え方で、IoTやAIを活用する製造業の代表的な事例である。設問の工場は、センサーデータをAIで分析して故障の兆候を捉えている。必要以上に早く部品を交換せず、設備の突発的な停止も防ぎやすい。1は誤り。故障が発生してから修理する事後保全の説明である。2は誤り。設備の状態にかかわらず決めた周期で点検・交換を行うのは定期保全の説明で、データに基づく兆候の把握を前提としない。4は誤り。冗長化は、設備や部品を二重化して稼働を続けやすくする信頼性向上の手法で、保守の時期をデータで判断するものではない。