【問18】DXパスポート試験 練習問題|ベンダーロックインの事例
DX総論 問18/20難易度C(難しい)
問題文
ある企業は、基幹システムの開発と保守を長年1社のベンダーに任せ、独自仕様の機能を追加し続けた結果、他社への乗換えが事実上難しくなり、保守費用の交渉でも不利な立場に置かれている。この状態を表す用語として、最も適切なものはどれか。
- 1.デジタルデバイド(情報通信技術を使える人と使えない人との間に、利用機会や活用能力の面で生じる格差)
- 2.スクラッチ開発(既製のパッケージ製品に頼らず、要件に合わせてシステムをゼロから開発すること)
- 3.ベンダーロックイン(特定の事業者の製品や技術に依存し、乗換えが難しくなる状態)
- 4.オンプレミス(サーバーなどの設備を自社で保有し、自社の責任で設置や運用を行う形態)
解説
正解は3。ベンダーロックインとは、特定のベンダー(事業者)の製品や独自の技術に依存した結果、他社の製品やサービスへ乗り換えることが難しくなる状態である。設問の企業は、開発と保守を1社に任せて独自仕様の機能を追加し続けたため、乗換えが困難になり、費用の交渉でも不利な立場にある。経済産業省の「DXレポート」(2018年)も、ユーザー企業が開発や保守をベンダー企業に頼り切る構図を課題として挙げている。1は誤り。デジタルデバイドは、情報通信技術を使える人と使えない人との間に生じる格差である。2は誤り。スクラッチ開発は、既製のパッケージに頼らずゼロから開発することで、特定のベンダーへの依存を指す言葉ではない。4は誤り。オンプレミスは、サーバーなどの設備を自社で保有し運用する形態である。