情報・サイバーセキュリティ初級の過去問は手に入る?公式テキストと無料の練習問題での対策
試験勉強を始めるとき、まず「過去問はどこにあるのか」を探す方が多いと思います。この記事では、情報・サイバーセキュリティ初級認定試験(旧・情報セキュリティ初級認定試験)の過去問の事情と、過去問の代わりに何を使えばよいかを整理します。
過去問を無料で解ける公式のページは見つからない
結論から書くと、本試験の過去問を無料で解ける公式のページは、当サイトが調べた範囲では見つかりませんでした(2026年10月時点)。ITパスポートは実施団体が過去の本試験問題を公開していますが、初級ではそうした公開を確認できませんでした。
インターネット上には「初級の過去問」とうたうページやアプリもありますが、多くは独自に作った予想問題です。また、旧称の時代に作られたものは、課題名や出題範囲が現在の試験と合っていないことがあります。現在の課題は次の4つです。
| 課題 | 名前 |
|---|---|
| 課題Ⅰ | 情報セキュリティ総論 |
| 課題Ⅱ | 脅威と情報セキュリティ対策 |
| 課題Ⅲ | サイバーセキュリティ対策 |
| 課題Ⅳ | コンピュータの一般知識 |
(出典: 全日本情報学習振興協会 公式サイトの試験ページ、2026年10月確認)
教材を選ぶときは、この4課題に沿っているかを1つの目安にしてください。
代わりに使えるもの
1. 公式テキスト
技術評論社の「最短突破」シリーズから、旧称の情報セキュリティ初級認定試験の公式テキストが出ています(2021年刊)。各課題の解説に加えて、演習問題の章があります。
範囲を体系的に読むならこれが基本の1冊です。ただし改称前の版なので、購入前に改訂版が出ていないかを確認し、サイバー攻撃の手口など変化の速いテーマは、新しい情報で補うつもりで使ってください。
2. 当サイトの練習問題(160問・無料)
当サイトでは情報・サイバーセキュリティ初級の練習問題を160問公開しています。4課題をそれぞれ2分野に分け、1分野20問ずつです。
| 課題 | 分野 |
|---|---|
| 課題Ⅰ | 情報セキュリティの基礎とリスク管理/情報セキュリティ関連法規 |
| 課題Ⅱ | 紙媒体と社員による脅威/設備・機器とモバイルの管理 |
| 課題Ⅲ | コンピュータ・インターネット・電子媒体の利用/外部からの攻撃と不正プログラム |
| 課題Ⅳ | コンピュータの基礎/ネットワークと暗号の基礎 |
すべて当サイト編集部が作ったオリジナル問題で、本試験の過去問の転載ではありません。1問ごとに、正解の理由だけでなく、ほかの3つの選択肢がなぜ誤りかまで解説しています。
3. 模擬試験(80問・60分)と本番形式テスト(20問)
本試験と同じ80問・60分の模擬試験では、4課題から20問ずつ出題し、課題ごとに「20問中14問(70%)」を基準に判定します。時間配分の練習と、苦手な課題の発見に使えます。
時間が取れない日は、20問の本番形式テストで手ごたえを確かめられます。
練習問題の使い方
過去問が手に入らない試験では、問題集を「何周したか」よりも、1問からどれだけ学ぶかが点数を左右します。
- 1周目は分野ごとに解く。分野がまとまっていると、似た用語の違いに気づきやすい
- 正解した問題も解説を読む。ほかの選択肢の説明に、別の問題で問われる知識が入っている
- 間違えた問題は、何を知らなかったのかを一言で書く(例:「BECの対策を知らなかった」「2のn乗を数え間違えた」)
- 2周目は間違えた問題だけを解き直す
- 最後に模擬試験で、4課題すべてが14問以上かを確かめる
本試験の問題は、練習問題と同じ文面では出ません。選択肢の言い回しを覚えるのではなく、なぜその選択肢が正しいのかを自分の言葉で説明できる状態を目指してください。
合格基準を意識して使う
初級の合格基準は正答率70%で、協会のSMART合格講座のページでは課題Ⅰ〜Ⅳの各々で70%以上と案内されています。練習問題の正答率も、全体ではなく課題ごとに見てください。全体で8割取れていても、課題Ⅳだけ6割なら、そこが不合格の原因になり得ます。
課題ごとの進め方は情報・サイバーセキュリティ初級の勉強法と勉強時間で詳しく書いています。
まとめ
- 過去問を無料で解ける公式のページは、当サイトが調べた範囲では見つからない
- 旧称時代の教材は、課題名と範囲が今の4課題と合っているかを確かめて使う
- 公式テキストで範囲を押さえ、無料の練習問題160問と模擬試験で演習量を確保する
- 正答率は課題ごとに見て、7割を割る課題を残さない
試験日と申込締切は情報・サイバーセキュリティ初級の試験日程にまとめています。