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賃貸不動産経営管理士の過去問は無料で11年分|公式PDFの入手先と「解説がない」弱点の補い方

公開: 2026-09-03

賃貸不動産経営管理士の対策を始めるとき、最初に探すのが過去問です。結論からいうと、過去問は実施団体が無料で公開しており、買う必要はありません。ただし公式の過去問には解説がなく、古い年度は制度改正前の内容を含みます。この記事では、入手先と使い方、そして過去問だけでは足りない部分をどう補うかを整理します。

過去問は協議会の公式サイトで無料公開されている

賃貸不動産経営管理士試験は、一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が実施しています。協議会の公式サイトには平成27年度から令和7年度までの試験問題と正解番号がPDFで掲載されており、誰でも無料でダウンロードできます。

書店の過去問題集は、この公開問題に解説を付けたものです。「問題と答えだけ手に入ればよい」という段階なら、まず公式で確認してください。

賃貸不動産経営管理士協議会(公式)

公式過去問の2つの弱点

1. 解説がない

公式PDFには正解番号しかありません。四肢択一で「なぜ他の3つが誤りなのか」が分からないままだと、選択肢の言い回しが変わった瞬間に解けなくなります。とくに賃貸住宅管理業法は、登録が必要な事業者の基準(管理戸数200戸)、業務管理者の要件、重要事項説明の相手方と時期など、数字と主体の組み合わせで正誤が決まる問題が多く、解説なしでの独習は効率が落ちます。

2. 令和2年度以前は制度改正前の問題

賃貸住宅管理業法は2021年(令和3年)6月に全面施行され、賃貸不動産経営管理士は国家資格になりました。それ以前の試験は協議会の民間資格として実施されていたもので、登録制度・業務管理者・サブリース規制(特定賃貸借契約の勧誘規制や重要事項説明)に関する出題が現在と異なります。

年度 位置づけ 使い方
令和3年度〜令和7年度 国家資格化後・現行法ベース 最優先で解く(5回分)
平成27年度〜令和2年度 民間資格時代 借地借家法・原状回復・設備など改正の影響が小さい分野だけ利用

古い年度をそのまま覚えると、現行法と違う知識が混ざります。まずは令和3年度以降の5回分を軸にしてください。

試験の形式と合格ライン

  • 出題形式:四肢択一式 50問(マークシート)
  • 試験時間:120分(13:00〜15:00)
  • 合格基準:年度ごとに設定(直近は50問中34〜40点の間で推移)
  • 合格率:国家資格化後はおおむね25〜30%前後

協議会の賃貸不動産経営管理士講習を修了していると、5問が免除され45問・110分での受験になります。

合格基準点が毎年動くため、「7割取れば安心」とは言い切れません。過去問で8割前後を安定して取れる状態を目標にすると、年度による難易度の振れに耐えられます。

2026年度(令和8年度)の試験日程

項目 内容
試験日 2026年11月15日(日) 13:00〜15:00
申込期間 2026年8月3日(月)〜 郵送は9月24日(木)、インターネットは9月30日(水)まで
合格発表 2026年12月24日(木)

申込はまだ間に合います。日程・受験料の最新情報は必ず協議会の公式サイトで確認してください。

過去問と練習問題の回し方

  1. 直近1回分(令和7年度)を時間を計って解く。 現在の実力と、出題の言い回しをつかみます。
  2. 間違えた分野を、解説つきの問題で理由から固める。 当サイトでは賃貸不動産経営管理士の出題範囲に沿ったオリジナル練習問題200問を、全問解説つきで無料公開しています。賃貸住宅管理業法と登録制度、サブリースと特定賃貸借契約、賃貸借契約と借地借家法、契約の終了・更新と原状回復など10分野に分かれているので、過去問で落とした分野だけを重点的に回せます。
  3. 令和3年度以降の残り4回分を解く。 2回目以降は正解番号を覚えてしまうので、「各選択肢がなぜ正しい/誤りか」を口頭で説明できるかを基準にします。
  4. 直前期に、もう一度直近2回分を通しで解く。 120分の時間配分と、法令系の細かい数字の最終確認です。

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※試験日程・受験料・出題範囲は変更されることがあります。受験前に必ず賃貸不動産経営管理士協議会の公式サイトで最新情報をご確認ください。