【問65】賃貸不動産経営管理士 練習問題|規制導入に至った社会的経緯
サブリースと特定賃貸借契約 問20/20難易度A(易しい)
問題文
サブリースに関する規制が法律に設けられるに至った社会的な経緯について述べた次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.この規制は賃貸住宅管理業の登録制度と同時に施行されたもので、それより先に施行された部分はない。
- 2.この規制が主として保護しようとしているのは、転借人である入居者の居住の安定である。
- 3.問題となったのは事業者の経営破綻だけであり、勧誘や広告の在り方が問われたことはない。
- 4.シェアハウス投資をめぐる被害などを背景に、賃貸人を保護する目的で設けられたものである。
解説
正解は4。平成三十年頃、シェアハウス向け投資をめぐって一括借上げを行う事業者が経営に行き詰まり、家賃収入で借入金を返済する前提が崩れて多数の賃貸人が過大な債務を抱える事態が生じた。いわゆるかぼちゃの馬車問題である。家賃保証や三十年一括借上げといった表示、リスクを伝えない勧誘が社会問題となり、これを受けて令和二年に賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律が制定された。2は誤り。規制の主眼は、事業者に比べて情報量や交渉力に乏しい賃貸人の保護にある。3も誤り。破綻だけでなく広告と勧誘の在り方こそが規制の対象とされた。1も誤り。サブリースに関する規制は令和二年十二月に先行して施行され、賃貸住宅管理業の登録制度は令和三年六月に施行された。