【問101】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|不正のトライアングル
企業不祥事と法令違反 問1/20難易度A(易しい)
問題文
不正のトライアングルにおける「機会」にあたる事例として、最も適切なものはどれか。
- 1.営業成績の目標が達成できず、上司から強い圧力を受け続けている状況
- 2.「あとで返すつもりだから、借りているだけだ」と自分の行為を理由づける考え
- 3.一人の担当者が入出金の記録と承認を兼ね、他の者のチェックが入らない状態
- 4.家族の借金を抱え、生活費が不足して金銭的に追い詰められている状況
解説
正解は3。不正のトライアングルは、不正が起きる要因を、動機・プレッシャー、機会、正当化の3つで整理する考え方で、クレッシーの研究を基にしたものである。機会は、不正を実行でき、発覚しにくい環境をいい、一人の担当者が記録と承認を兼ね、他の者のチェックが入らない状態がこれに当たる。1は誤り。目標の達成圧力は動機・プレッシャーに当たる。2は誤り。自分の行為を理由づける考えは正当化に当たる。4は誤り。金銭的な困窮は動機・プレッシャーに当たる。対策として、職務分掌や相互牽制で機会を減らすことが有効である。