【問58】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|リスクアペタイトとリスク許容度
リスクと危機 問18/20難易度C(難しい)
問題文
リスクアペタイト(リスク選好)とリスク許容度に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.リスクアペタイトは法令が定める上限値であり、リスク許容度は経営者が自由に変えられる下限値である
- 2.リスクアペタイトは受け入れるリスクの種類と量、リスク許容度は目標に対し許容できる逸脱の範囲である
- 3.リスクアペタイトは発生した損失の実績額であり、リスク許容度は将来の損失の予測額のことである
- 4.リスクアペタイトとリスク許容度は同義であり、現場の担当者だけが定めるべき事項とされている
解説
正解は2。リスクアペタイト(リスク選好)は、組織が目的の達成のために進んで受け入れる、あるいは追求するリスクの種類と量についての考え方である。リスク許容度は、目標に対して許容できる逸脱の範囲を示し、アペタイトを具体的な限度として運用する際に用いられる。1は誤り。どちらも法令が定める値ではなく、組織が自ら定めるものである。3は誤り。実績額と予測額の区別ではなく、リスクを受け入れる姿勢と、許容できる幅という考え方である。4は誤り。両者は同義ではなく、また経営層の関与のもとで定めるべきもので、現場の担当者だけが定める事項ではない。