【問42】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|リスクと危機の区別
リスクと危機 問2/20難易度A(易しい)
問題文
危機管理におけるリスクとクライシス(危機)の関係の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.リスクは将来の損失の可能性であり、危機はそれが顕在化して重大な影響を及ぼす緊急事態である
- 2.リスクは緊急事態そのものを指し、危機は発生する可能性があるがまだ起きていない事象を指す
- 3.リスクは経営上の問題に限って用い、危機は自然災害のように自然現象に起因する事態に限って用いる
- 4.リスクが顕在化すれば必ず危機に至るので、両者は発生の有無を除いて区別する必要がない
解説
正解は1。リスクは将来、目的の達成に影響を及ぼし得る不確かさ(損失の可能性を含む)であり、そのリスクが現実の事態として顕在化し、組織の存続や信用に重大な影響を与えかねない緊急事態となったものが危機(クライシス)である。2は誤り。説明が逆であり、緊急事態そのものを指すのは危機であって、リスクではない。3は誤り。リスクは経営上の問題に限られず、危機も自然災害に限らず、不祥事や事故など幅広い原因で生じる。4は誤り。顕在化したリスクが必ず危機になるわけではなく、早期に対処して通常の業務の範囲で収められるものも多い。だからこそ、リスクの段階で手を打つ平時の管理が重要になる。