【問41】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|リスクの定義(ISO 31000)
リスクと危機 問1/20難易度A(易しい)
問題文
ISO 31000におけるリスクの定義として、最も適切なものはどれか。
- 1.損害を生じさせる事故そのものであり、好ましくない結果だけを指す概念である
- 2.過去に実際に発生した事故や不祥事のうち、経営に影響したものの総称である
- 3.目的に対する不確かさの影響であり、好ましい方向にも悪い方向にも生じ得る
- 4.経営者が許容できないと判断した、発生可能性の高い損失の見込みを指す概念である
解説
正解は3。ISO 31000(リスクマネジメント-指針)はリスクを「目的に対する不確かさの影響」と定義しており、ここでいう影響とは、期待されていることから好ましい方向、好ましくない方向、またはその両方に乖離することを指す。したがってリスクには損失だけでなく機会も含まれ得る。1は誤り。リスクは事故そのものではなく、事故などが目的に及ぼす影響の不確かさであり、好ましくない結果のみに限る点も誤りである。2は誤り。リスクは将来に向けた不確かさであり、過去に実際に発生した事故の総称ではない。4は誤り。許容できないと判断されたものだけをリスクと呼ぶのではなく、許容できるか否かはリスク評価の段階で判断する。