【問163】社会福祉士 練習問題|役割理論
社会学と社会システム・社会福祉調査の基礎 問13/25難易度C(難しい)
問題文
役割に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.役割葛藤とは一人の人間が単一の役割のみを担う状態を指す概念である
- 2.役割距離とは期待された役割を完全に内面化して一体化する行為である
- 3.役割期待とは個人が自らの役割を全く自由に創造する過程を意味する
- 4.役割距離とは期待された役割からあえて距離をとる振る舞いを指す
解説
正解は4。役割距離はゴッフマンが提示した概念であり、人が期待された役割をそのまま演じるのではなく、あえてずれた振る舞いを示すことで、その役割に完全には没入していないことを他者に伝える行為を指す。1は誤り。役割葛藤は複数の役割の間、あるいは1つの役割に対する相反する期待の間で生じる緊張であり、単一の役割のみを担う状態ではない。2は誤り。役割への完全な一体化は役割距離とは正反対の状態である。3は誤り。役割期待は周囲が個人に対して抱く行動の期待であり、個人が自由に創造するものではない。本試験では役割葛藤、役割距離、役割取得の区別が問われる。