【問196】ITパスポート 練習問題|生体認証の精度指標
情報セキュリティ 問21/25難易度C(難しい)
問題文
生体認証における本人拒否率と他人受入率の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.判定の基準を厳しくすると、本人拒否率と他人受入率がそろって低下する関係にある。
- 2.判定の基準を厳しくすると本人拒否率は上がり、他人受入率は下がる関係にある。
- 3.本人拒否率は他人を本人と誤って受け入れる割合を表し、値が低いほど安全性は下がる。
- 4.他人受入率は本人を誤って拒否する割合を表し、値が高いほど利便性が高いことを示す。
解説
正解は2。生体認証の精度は、本人であるのに拒否してしまう割合である本人拒否率(FRR)と、他人であるのに本人と認めてしまう割合である他人受入率(FAR)で評価する。照合の判定基準(しきい値)を厳しくすると、他人を受け入れにくくなるので他人受入率は下がるが、体調や読取り環境のわずかな違いで本人も弾かれやすくなるため本人拒否率は上がる。両者は一方を下げるともう一方が上がるトレードオフの関係にあり、用途に応じて基準を調整する。1は誤り。両方を同時に引き下げることはできず、この関係は成り立たない。3は誤り。他人を本人と誤って受け入れる割合は他人受入率であり、二つの指標の説明が入れ替わっている。4は誤り。本人を誤って拒否する割合は本人拒否率であり、こちらも説明が入れ替わっている。ITパスポートでは、安全性を高めると利便性が下がるという関係で理解しておくとよい。