【問189】ITパスポート 練習問題|シャドーITの管理
情報セキュリティ 問14/25難易度B(標準)
問題文
業務効率化のため、従業員が会社の承認を得ずに個人契約のオンラインストレージへ社内資料を保存していることが判明した。組織の対応として最も適切なものはどれか。
- 1.利用の実態と業務上の必要性を調べたうえで、安全に使える公式のサービスを整備し利用規程を周知する。
- 2.従業員の判断を尊重し、業務が円滑に進んでいる間は会社として特段の対応を行わず、現状のまま運用を続ける。
- 3.私物端末の業務利用を全面的に禁止する規程を定め、社内から外部への通信を一律に遮断する。
- 4.資料を保存した従業員を直ちに処分し、再発を防ぐためにその事例を社内で公表する。
解説
正解は1。組織が把握も承認もしていない機器やクラウドサービスを従業員が業務で使っている状態をシャドーITという。情報がどこにあるか管理できなくなり、退職時の持出しなど内部不正の温床にもなる。禁止するだけでは業務上の必要が満たされず利用が見えないところへ潜るため、まず実態と必要性を把握し、同等の機能を持つ公式サービスを提供したうえでルールを周知するという順序が実効性の高い対応となる。2は誤り。放置は情報の所在を管理できない状態を続けることであり、機密性の観点から容認できない。3は誤り。一律の遮断は業務を止めるだけで、必要性への手当てがないため回避行動を招く。4は誤り。処分だけでは業務上の不便という原因が残り、再発防止につながらない。ITパスポートでは、シャドーITには禁止よりも正規の代替手段の提供とルール整備で対応するという考え方が問われる。