【問25】ITパスポート 練習問題|製造物責任法(PL法)
企業活動と法務 問25/25難易度A(易しい)
問題文
製造物責任法(PL法)が定める製造業者等の責任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.製造物の欠陥が原因であっても、製造業者に過失がなければ賠償責任を負うことはない。
- 2.引き渡した製造物の性能が契約で定めた水準に達しない場合の修補義務を定めている。
- 3.製造物の欠陥によって生命、身体又は財産に損害が生じたときに、製造業者が賠償責任を負う。
- 4.形のないソフトウェアそのものを製造物として扱い、その不具合を欠陥として賠償させる。
解説
正解は3。製造物責任法(PL法)は、製造物の欠陥によって他人の生命、身体又は財産が侵害されたときに、製造業者等が損害賠償責任を負うことを定めた法律である。被害者は製造業者の過失を立証する必要がなく、欠陥の存在と損害、その因果関係を示せばよいとされる(無過失責任)。1は誤り。過失がなくても欠陥があれば責任を負うのがこの法律の要点であり、過失を要件とする説明は当たらない。2は誤り。引き渡した目的物が契約の内容に適合しない場合の修補などは、民法の契約不適合責任として扱われる問題であり、PL法が定めるものではない。4は誤り。対象となる製造物は製造又は加工された動産であり、形のないソフトウェアそのものは対象外である。ただし、ソフトウェアを組み込んだ機器が誤作動して事故を起こした場合には、その機器の欠陥として責任が問われることがある。ITパスポートでは、無過失責任である点と、対象が動産に限られる点が要点となる。