【問141】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|テレワークとVPN
インシデント対応とクラウド・IoT 問16/25難易度A(易しい)
問題文
テレワークで社内システムに接続する際にVPNを用いる主な目的として、最も適切なものはどれか。
- 1.通信内容を暗号化し、盗聴や改ざんを防いで安全に社内網へ接続するため
- 2.端末の処理速度を高め、大容量のファイルを短時間で転送できるようにするため
- 3.端末に保存された業務データを自動的に暗号化して保護するようにするため
- 4.社内システムの利用者数の上限を引き上げ、同時接続を増やすようにするため
解説
正解は1。VPN(Virtual Private Network)は、インターネットのような公衆網の上に暗号化された仮想的な専用通信路を構築し、盗聴や改ざん、なりすましを防いだうえで社内ネットワークへ接続する仕組みである。テレワークでは、社外の回線を経由するため通信経路の保護が不可欠であり、あわせて多要素認証や端末の資産管理、修正プログラムの適用状況の確認も必要になる。2は誤り。VPNは暗号化処理を伴うため、通信速度はむしろ低下することが多い。3は誤り。端末内のデータ保護はディスク暗号化やMDMの役割であり、VPNの機能ではない。4は誤り。VPN装置は同時接続数の上限をもち、利用者数を増やす仕組みではない。VPN装置自体の脆弱性が侵入経路となる事例も多く、更新管理が重要である。