【問114】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|中間者攻撃と偽AP
サイバー攻撃と防御 問14/25難易度B(標準)
問題文
公衆無線LANに設置された偽アクセスポイントによる被害として、最も適切なものはどれか。
- 1.端末の無線機能が停止させられ、正規の回線に接続できなくなってしまう
- 2.端末の記憶領域が暗号化され、復号と引換えに金銭を要求されてしまう
- 3.端末の位置情報が継続的に発信され、利用者の行動履歴が外部に記録されてしまう
- 4.通信が攻撃者を経由し、内容の盗聴や改ざんを受けたまま中継されてしまう
解説
正解は4。偽アクセスポイント(悪魔の双子、Evil Twin)とは、正規の公衆無線LANと紛らわしいSSIDのアクセスポイントを攻撃者が設置し、接続してきた端末の通信を自分を経由させる手口である。これは中間者攻撃(MITM)の典型例で、攻撃者は通信の盗聴に加え、内容の改ざんや偽の証明書による暗号化通信の割り込みを行いながら、利用者と本来の相手の双方に気付かせずに中継する。対策は、接続先SSIDの確認、VPNの利用、証明書警告を無視しないことである。1は誤り。無線機能の停止は電波妨害による可用性への攻撃であり、中継は伴わない。2は誤り。暗号化して金銭を要求するのはランサムウェアである。3は誤り。位置情報の継続的な発信はスパイウェアなど端末側の不正プログラムによるものである。