【問86】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|共通鍵暗号方式の特徴
情報セキュリティ対策 問11/25難易度A(易しい)
問題文
共通鍵暗号方式の特徴の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.暗号化と復号に同じ鍵を用い、公開鍵暗号方式に比べて処理が高速である
- 2.暗号化と復号に異なる鍵を用いるため、相手への鍵の配送が不要である
- 3.n人が相互に通信する場合でも、必要な鍵の総数は常にn個で足りる
- 4.鍵を公開しても安全であり、通信相手ごとに鍵を変える必要はない
解説
正解は1。共通鍵暗号方式(対称鍵暗号方式)は、暗号化と復号に同一の鍵を用いる方式で、代表例はAESである。演算が単純なため公開鍵暗号方式より処理が高速で、大量のデータの暗号化に適する。一方、通信相手ごとに別の鍵を安全に配送しなければならず、n人が相互に通信する場合に必要な鍵の総数は n(n-1)/2 個となり、人数の増加に伴って急増する。これが鍵配送問題であり、公開鍵暗号方式やハイブリッド暗号方式が生まれた理由である。2は誤り。暗号化と復号に異なる鍵を用いるのは公開鍵暗号方式であり、共通鍵では鍵の配送が必須である。3は誤り。必要な鍵の総数は n(n-1)/2 個であってn個ではない。4は誤り。共通鍵は秘密に保つ必要があり、公開すれば誰でも復号できてしまう。本試験では、鍵の数の計算式が繰り返し出題される。