【問180】eco検定 練習問題|開発途上国が直面する環境面の課題
国際的な枠組みと条約 問14/25難易度C(難しい)
問題文
開発途上国が環境問題に取り組むうえで直面しやすい課題に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.急速な都市化と人口の集中にともなう生活環境の悪化は、途上国では課題となっていない。
- 2.貧しさが環境の悪化を招き、悪化がさらに貧しさを深めるという結びつきはみられない。
- 3.資金や技術の制約から対策が進みにくく、規制の緩さを背景に公害産業が流入する例もある。
- 4.途上国の環境問題は国内の要因から生じており、先進国の経済活動や産業構造とは無関係である。
解説
正解は3。開発途上国では、環境対策に振り向けられる資金や技術に制約があるために対策が進みにくく、また環境規制が相対的に緩やかであることを背景に、環境負荷の大きい産業が国外から移転してくる例もみられる。1の記述は、都市化や人口集中にともなう生活環境の悪化を課題ではないとしている点が誤りで、上下水道や廃棄物処理が追いつかないことによる問題は途上国の都市で深刻化しやすい。2の記述は、貧困と環境悪化の結びつきを否定している点が誤りで、生活のために資源を過剰に利用せざるを得ず、その結果さらに生活基盤が損なわれるという悪循環が指摘されている。4の記述は、途上国の環境問題を国内の要因だけに帰している点が誤りで、先進国向けの生産や資源の輸出といった国際的な経済のつながりとも深く関わっている。