【問174】eco検定 練習問題|MARPOL条約が対象とするもの
国際的な枠組みと条約 問8/25難易度C(難しい)
問題文
MARPOL条約(マルポール条約)が主な対象としている事柄として、最も適切なものはどれか。
- 1.廃棄物その他の物を船舶や航空機から海洋へ投棄する行為
- 2.有害廃棄物が国境を越えて移動する際の手続とその処分
- 3.陸上の工場や事業場からの排水による沿岸海域の汚濁
- 4.船舶の通常の運航や事故に伴う油や有害物質の排出
解説
正解は4。MARPOL条約は、船舶の通常の運航に伴って生じる油や有害液体物質、汚水、廃物などの排出と、座礁や衝突といった事故による汚染の双方を対象として、船舶からの海洋汚染を防止するための国際的な規制を定めた条約である。
1は誤り。廃棄物を意図的に海洋へ投棄する行為は、投棄そのものを対象とする別の条約が規制する領域であり、船舶の運航に伴う排出とは場面が異なる。2は誤り。有害廃棄物の国境を越える移動と処分を規制するのはバーゼル条約である。3は誤り。陸上の工場や事業場からの排水による水質汚濁は、各国の国内法による排水規制などが中心となって対応する課題であり、船舶を対象とするこの条約の主眼ではない。
海上輸送に伴う環境負荷を減らす取り組みは、国際貿易を支える物流の持続可能性を考えるうえでも欠かせない視点である。