【問173】eco検定 練習問題|ロンドン条約が対象とする行為
国際的な枠組みと条約 問7/25難易度B(標準)
問題文
ロンドン条約が規制の対象としている行為として、最も適切なものはどれか。
- 1.船舶や航空機などから廃棄物その他の物を海洋へ投棄する行為
- 2.船舶の通常の運航に伴って油や有害物質を海洋へ排出する行為
- 3.有害廃棄物を国境を越えて他国へ運び出し処分させる行為
- 4.絶滅のおそれのある野生動植物を国際的に取引する行為
解説
正解は1。ロンドン条約は、船舶や航空機、海洋施設などから廃棄物その他の物を意図的に海洋へ投棄する行為を対象とし、これを規制することを目的とする条約である。陸上で発生した廃棄物を海に捨てて処分するという行為そのものに国際的なルールを設けている点が特徴である。
2は誤り。船舶の通常の運航や事故に伴う排出による海洋汚染は、海上輸送を対象とする別の条約が扱う領域であり、意図的な投棄とは規制の場面が異なる。3は誤り。有害廃棄物の国境を越える移動と処分を規制するのはバーゼル条約である。4は誤り。絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制するのはワシントン条約であり、海洋汚染を対象とするものではない。
海洋への「投棄」と船舶からの「排出」とで規制の枠組みが分かれている点を押さえておくと、海をめぐる条約どうしの違いを整理しやすい。