【問169】eco検定 練習問題|オゾン層破壊物質の代替をめぐる国際的な対応
国際的な枠組みと条約 問3/25難易度C(難しい)
問題文
オゾン層を破壊する物質の代わりとして普及した物質をめぐる国際的な対応に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.代替として普及した物質のうち強い温室効果を持つものが、オゾン層保護の枠組みの中で規制の対象に加えられた
- 2.代替として普及した物質は環境への影響がないものとされ、国際的な議論の場で取り上げられたことはない
- 3.代替物質への転換でオゾン層破壊の問題は解決したとされ、その後は取り決めの見直しが行われていない
- 4.代替物質は温室効果を減らす目的で開発されたものであり、オゾン層の保護とは別の流れで普及が進んだ
解説
正解は1。オゾン層を破壊する物質の代わりとして広く使われるようになった物質の中には、オゾン層への影響は小さいものの、強い温室効果を持つものが含まれていた。そのため、オゾン層保護のための国際的な枠組みの中で、こうした物質についても生産や消費を段階的に減らしていくことが後から取り決められ、規制の対象が広げられている。
2は誤り。代替として普及した物質に環境への影響がないと確認されたわけではなく、温室効果の面から国際的な議論の対象となってきた。3は誤り。代替物質への転換によってオゾン層破壊の問題そのものが解決したとされているわけではなく、代替物質を含めて取り決めの見直しが重ねられている。4は誤り。代替物質は温室効果を減らす目的で開発されたのではなく、オゾン層を破壊する物質を置き換える目的で導入が進められたものである。
ひとつの問題に対応した結果が別の問題を生むことがあり、その場合には既存の枠組みを見直して対応が重ねられていく、という流れを押さえておきたい。