【問168】eco検定 練習問題|オゾン層保護をめぐる2つの国際的な取り決め
国際的な枠組みと条約 問2/25難易度B(標準)
問題文
オゾン層保護のために採択されたウィーン条約とモントリオール議定書の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ウィーン条約が破壊物質ごとの具体的な規制を定め、モントリオール議定書が保護のための国際協力の枠組みを定めている
- 2.ウィーン条約とモントリオール議定書はいずれも同じ内容を重ねて定めており、両者の役割の違いは設けられていない
- 3.モントリオール議定書が保護の理念から物質の規制までを一体で定め、ウィーン条約はその後に加えられた補足である
- 4.ウィーン条約が保護のための国際協力の枠組みを定め、モントリオール議定書が破壊物質ごとの具体的な規制を定めている
解説
正解は4。ウィーン条約は、オゾン層を保護するために各国が協力していくという大きな枠組みを定めた条約であり、続いて採択されたモントリオール議定書が、オゾン層を破壊する物質を具体的に特定し、その生産や消費を段階的に規制していく内容を定めている。まず大きな方向性を条約で共有し、その後に具体的な規制内容を議定書で肉付けするという二段階の構成になっている点が特徴である。
1は誤り。条約と議定書が定める内容を入れ替えており、破壊物質ごとの具体的な規制を定めているのは議定書のほうである。2は誤り。両者は同じ内容を重ねて定めているのではなく、大枠を定める条約と、具体的な規制を定める議定書という役割の違いが設けられている。3は誤り。順序が逆であり、協力の枠組みを定めた条約が先にあり、その下で具体的な規制を定めるために議定書が後から採択されている。
大枠を定める条約と、具体的な規制を積み重ねていく議定書という二段階の構成は、他の国際的な環境問題への取り組みを理解するうえでも参考になる考え方である。