【問167】eco検定 練習問題|オゾン層をめぐる現在の状況
国際的な枠組みと条約 問1/25難易度B(標準)
問題文
オゾン層を破壊する物質に対する国際的な規制が進められた後の状況に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.規制によって破壊物質の生産や消費は減ったが、オゾン層の回復には長い時間がかかると見込まれる
- 2.規制が始まった直後にオゾン層は元の状態に戻ったとされ、現在は観測を続ける必要がなくなっている
- 3.規制の対象とされた物質の生産量は世界全体で増え続けており、取り組みは成果を上げていないとされる
- 4.規制は先進国に適用される取り決めであって、開発途上国はその取り組みの対象に含まれていない
解説
正解は1。オゾン層を破壊する物質については、国際的な取り決めに基づいて生産や消費の規制が段階的に進められ、その量は世界全体で大きく減少してきた。ただし、すでに大気中へ放出された物質は長い間とどまり続けるため、オゾン層が元の状態に近づくまでには長い年月がかかると見込まれており、現在も観測と監視が続けられている。
2は誤り。規制が始まった直後にオゾン層が元の状態に戻ったわけではなく、回復の状況を確かめるための観測は現在も続けられている。3は誤り。規制の対象となった物質の生産量は増え続けているのではなく、世界全体で大きく減少してきた点に取り組みの成果が表れている。4は誤り。取り決めには開発途上国も加わっており、経済や技術の状況の違いを踏まえて、規制を実施する時期に差が設けられている。
対策の効果が現れるまでに長い時間差があるという点は、地球規模の環境問題に共通する性質であり、成果が見えにくくても取り組みを続ける必要がある理由にもなっている。