【問97】eco検定 練習問題|鳥獣保護管理法の目的
生物多様性と自然共生社会 問17/20難易度C(難しい)
問題文
鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.海外から持ち込まれた生物のうち生態系に被害を及ぼすおそれのあるものの飼養や輸入を規制することを目的としている
- 2.鳥獣の保護を図る一方で、狩猟の適正化や、生息数が著しく増えた鳥獣の管理も含めて対象とする法律である
- 3.水鳥をはじめとする国際的に重要な湿地の保全と賢明な利用を各国に求める条約を国内で実施するための法律である
- 4.絶滅のおそれのある鳥類や獣類の種を指定して、その捕獲や譲渡を規制することを内容とする法律であり、狩猟は対象としていない
解説
正解は2。鳥獣保護管理法は、狩猟鳥獣を含む野生の鳥獣について、生息数が少ない種の保護を図る一方で、シカやイノシシなど生息数が著しく増加し農林業被害や生態系への影響が問題となっている種については、個体数の管理(捕獲による調整など)も行うことを定めた法律である。あわせて狩猟の免許制度や方法の規制など、狩猟の適正化も対象としている。
1は誤り。これは外来生物法についての説明であり、対象が海外由来の生物である点が鳥獣保護管理法とは異なる。3は誤り。これは国際的に重要な湿地の保全に関する条約についての説明であり、鳥獣という生物種そのものを対象とする鳥獣保護管理法とは仕組みが異なる。4は誤り。絶滅のおそれのある種を指定して捕獲や譲渡を規制するのは種の保存法の役割であり、鳥獣保護管理法は狩猟の免許や方法の規制など狩猟の適正化も対象としている。
保護と管理の両面を持つ点が鳥獣保護管理法の特徴であり、絶滅のおそれのある種の保護に特化した種の保存法との違いとして問われやすい。