【問95】eco検定 練習問題|種の保存法のしくみ
生物多様性と自然共生社会 問15/20難易度A(易しい)
問題文
種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.海外から導入された生物の中で生態系に被害を及ぼすおそれのあるものを指定し、その飼養や輸入などを規制する法律である
- 2.人が飼育する動物について適正な取扱いや虐待の防止などを定め、動物の愛護と適正な管理を図ることを目的とした法律である
- 3.国内や国外の絶滅のおそれのある野生動植物の種を指定し、捕獲や譲渡などを規制することで種の保存を図る法律である
- 4.遺伝子組換え生物などが野生の動植物に及ぼす影響を防止するため、その使用や輸出入の手続きを定めた法律である
解説
正解は3。種の保存法は、絶滅のおそれのある野生動植物の種を国内希少野生動植物種や国際希少野生動植物種として指定し、捕獲・採取・譲渡や、それらから作られた製品の取扱いなどを規制することで、種そのものの存続を図る法律である。個体や種そのものを保護の対象とする点に特徴がある。
1は誤り。これは外来生物法についての説明であり、対象が国内外の在来の希少種ではなく海外から導入された生物である点が種の保存法とは異なる。2は誤り。これは動物愛護管理法についての説明であり、対象が人の飼育下にある動物である点で、野生の希少種を対象とする種の保存法とは異なる。4は誤り。これは遺伝子組換え生物の使用等の規制に関する法律についての説明であり、対象が遺伝子組換え生物である点が種の保存法とは異なる。
種の保存法は野生の「種」そのものを保護の対象とする法律であり、飼育動物や外来生物を対象とする他の制度と混同しないように整理しておきたい。