【問18】eco検定 練習問題|環境・経済・社会の3つの側面の関係
持続可能な社会と環境問題の歴史 問18/20難易度B(標準)
問題文
持続可能な開発の考え方における「環境」「経済」「社会」の3つの側面の関係についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.環境保全を最優先とし、経済成長や社会的公正はその達成後に順次取り組むべき副次的な課題として位置づけられる
- 2.環境・経済・社会の3つの側面は相互に関連しており、統合的にとらえてバランスよく取り組むことが基本とされる
- 3.経済成長を最優先とし、環境や社会的課題への配慮は企業の自主的な取り組みに委ねられるべきであるとされる
- 4.環境・経済・社会の3つの側面はそれぞれ独立した課題であり、相互の関連性を考慮する必要はないとされる
解説
正解は2。持続可能な開発の考え方では、「環境」「経済」「社会」の3つの側面は互いに影響し合う関係にあるととらえられ、いずれか一つを優先するのではなく、3つの側面を統合的にバランスよく達成していくことが基本とされる。この統合的な視点は、ブルントラント委員会報告以降の国際的な議論を経て、地球サミットやSDGsなど一連の取り組みの根底にある考え方である。
1は誤り。環境保全のみを最優先し経済・社会的課題を後回しにする考え方は、3つの側面を統合的にとらえるという持続可能な開発の基本的な発想とは異なる。3は誤り。経済成長のみを最優先し環境・社会への配慮を企業の任意の取り組みに委ねる考え方も、環境・経済・社会をバランスよく統合するという考え方とは相容れない。4は誤り。3つの側面はそれぞれ独立した無関係な課題ではなく、相互に密接に関連し合っているととらえるのが持続可能な開発の基本的な立場である。
環境・経済・社会という3つの側面を切り離さずに統合的に考える視点は、SDGsの17のゴールが環境分野に限定されず幅広い課題を含んでいることの背景にもなっており、eco検定全体を通じて繰り返し問われる基本的な考え方である。