【問16】eco検定 練習問題|ヨハネスブルグサミットの位置づけ
持続可能な社会と環境問題の歴史 問16/20難易度B(標準)
問題文
2002年に南アフリカのヨハネスブルグで開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.「持続可能な開発」の考え方が初めて国際的に提示された会議であり、その後のリオ宣言の基礎となった
- 2.SDGs(持続可能な開発目標)が採択され、17のゴールからなる国際目標が初めて設定された会議である
- 3.1992年の地球サミットの合意事項の実施状況を検証し、持続可能な開発への取り組みを再確認する会議である
- 4.気候変動枠組条約と生物多様性条約への署名が開始され、地球規模の環境条約の枠組みが整えられた会議である
解説
正解は3。2002年にヨハネスブルグで開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議は、1992年の地球サミットで採択されたアジェンダ21をはじめとする合意事項の実施状況を10年後に検証し、持続可能な開発への取り組みを改めて確認・強化することを目的として開催された。
1は誤り。「持続可能な開発」の考え方を定義して国際的に広めたのは1987年のブルントラント委員会報告であり、リオ宣言(1992年)よりも前の出来事である。いずれにせよ2002年のヨハネスブルグサミットより前であり、記述は成り立たない。2は誤り。SDGsが採択され17のゴールが設定されたのは2015年の国連サミットであり、ヨハネスブルグサミットとは開催年も内容も異なる。4は誤り。気候変動枠組条約と生物多様性条約への署名が開始されたのは1992年の地球サミットであり、ヨハネスブルグサミットではない。
ヨハネスブルグサミットは新たな条約や理念を打ち出す会議というより、それまでの国際的な合意の実施状況を検証する「フォローアップ」の性格を持つ会議であった点を、地球サミットやSDGs採択の会議と区別して理解しておくことが重要である。