【問5】eco検定 練習問題|富山県神通川流域の公害病
持続可能な社会と環境問題の歴史 問5/20難易度B(標準)
問題文
富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.大気中に排出された硫黄酸化物を長期間吸入したことによる気管支の呼吸器疾患である
- 2.工場排水由来のメチル水銀が魚介類を通じて体内に蓄積したことで生じた神経系の疾患である
- 3.農地に散布された有機リン系の農薬が体内に蓄積したことによって発生した疾患である
- 4.鉱山排水のカドミウムが河川や農地を汚染し、摂取した住民に骨がもろくなる症状が現れた
解説
正解は4。イタイイタイ病は富山県神通川流域で発生し、上流の鉱山から排出されたカドミウムが河川水や農地を汚染し、それを摂取した住民の骨がもろくなり骨折を繰り返すなどの症状が現れた公害病である。1は誤り。大気中の硫黄酸化物による呼吸器疾患は四日市ぜんそくの説明である。2は誤り。メチル水銀による神経系疾患は水俣病・新潟水俣病の説明である。3は誤り。イタイイタイ病の原因物質は農薬ではなく、鉱山活動に伴って排出されたカドミウムである。四大公害病はいずれも原因物質・発生地域・症状の組み合わせが異なるため、それぞれを対応づけて整理しておくことが得点につながる。