【問4】eco検定 練習問題|阿賀野川流域で発生した公害病
持続可能な社会と環境問題の歴史 問4/20難易度B(標準)
問題文
新潟県阿賀野川流域で発生した新潟水俣病(第二水俣病)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.熊本県の水俣病が公式に確認されるよりも前に被害が判明し、水俣病の原因究明の手がかりとなった
- 2.工場排水に含まれるカドミウムが原因であり、住民に骨がもろくなる障害が生じた
- 3.熊本県の水俣病と同じくメチル水銀を原因物質とし、熊本での確認より後に被害が明らかになった
- 4.農地で使用された農薬が河川に流入したことが原因であり、工場排水とは関係がない
解説
正解は3。新潟水俣病は、工場排水に含まれたメチル水銀が阿賀野川の魚介類に蓄積し、それを摂取した住民に神経系の健康被害が生じた公害病である。原因物質も被害の生じ方も熊本県の水俣病と共通しており、熊本での公式確認より後に被害が明らかになったことから第二水俣病とも呼ばれる。1は誤り。発生の確認は熊本県の水俣病より後であり、先行事例の教訓が生かされないまま同種の被害が繰り返された点が重く受け止められている。2は誤り。カドミウムを原因物質とし骨がもろくなる障害が生じたのはイタイイタイ病である。4は誤り。原因は工場排水に含まれたメチル水銀であり、農薬の流入によるものではない。同じ原因物質による公害病が別の水系で後から発生したという時間的な前後関係を押さえておきたい。