【問195】ビジネスマネジャー検定 練習問題|サプライチェーンにかかわるリスク
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問11/16難易度B(標準)
問題文
サプライチェーンにかかわるリスクに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.調達先を一社に集約することは価格交渉力を高めるため、供給が滞る事態まで想定しておかなくてよい。
- 2.調達先が一極集中していると供給が途絶えた際の影響が大きいため、代替調達先の確保などを検討する。
- 3.供給網の分断は自社が直接契約する取引先の範囲で起こるため、その先の取引先の状況は把握しなくてよい。
- 4.調達先の労働環境は取引先の内部事情であるため、自社の事業やブランドへの影響を考える必要はない。
解説
正解は選択肢2。調達先を特定の一社や地域に集中させると、その調達先で災害や経営上の問題などが発生した場合に、原材料や部品の供給が滞り、供給網全体が分断されるおそれがある。こうしたリスクに備えるためには、代替となる調達先を確保しておくなど、一極集中を前提としない体制を検討しておくことが重要である。選択肢1は、調達先の集約が価格交渉力の向上といった利点をもたらす一方で、供給が途絶えた際の影響が大きくなるというリスクを見落としている。選択肢3は、供給網の分断が直接の取引先だけでなく、その先にある取引先の状況によっても引き起こされうることを踏まえておらず、把握の範囲を狭く捉えすぎている。選択肢4は、調達先の労働環境が問題視された場合、自社の事業やブランドの信頼にも影響が及びうることを見落としており、無関係と言い切ることはできない。サプライチェーン全体を見渡す視点は、事業の継続性を確保するうえで重要である。