【問194】ビジネスマネジャー検定 練習問題|環境問題に関するリスク
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問10/16難易度B(標準)
問題文
事業活動が環境に与える影響についてのリスクに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.環境への配慮は、法令に基準が定められている事項について対応していれば足りる。
- 2.環境に関するリスクは製造業に固有のものであり、サービス業を営む部門では検討の対象外としてよい。
- 3.自社の事業活動が環境に与える影響について責任を意識し、部門の業務のあり方を見直す視点を持つ。
- 4.環境への配慮は専門部署の所管であり、現場のマネジャーは日常業務と切り離して考えればよい。
解説
正解は選択肢3。企業活動は程度の差こそあれ環境に何らかの影響を及ぼしており、マネジャーには自部門の事業活動が環境に与える影響について責任を意識し、業務のあり方や進め方を見直す視点を持つことが求められる。これは特定の部署だけの課題ではなく、組織全体として取り組むべきリスクマネジメントの一領域として位置づけられる。選択肢1は、法令上の基準がある事項への対応で足りるとする点が適切でない。法令に明記されていない領域でも、社会的な要請や取引先からの期待に応えることが求められる場面がある。選択肢2は、環境への影響を製造業に固有のものとしているが、サービス業を含むあらゆる事業活動が資源の利用や廃棄物の発生などを通じて何らかの環境負荷を伴いうる。選択肢4は、環境配慮を専門部署の所管に切り分ける点が適切でなく、日常業務を担う現場のマネジャーが自部門の視点で意識することも重要である。環境に関するリスクへの意識は、企業の社会的な信頼を維持するうえでも欠かせない要素である。