【問196】ビジネスマネジャー検定 練習問題|ビジネスと人権の考え方
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問12/16難易度C(難しい)
問題文
ビジネスと人権に関する考え方についての記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.企業には、自社の従業員だけでなく、取引先を含む事業活動全体を通じて人権を尊重することが求められる。
- 2.人権への配慮は海外に事業拠点を持つ企業に固有の課題であり、国内のみで事業を行う企業が検討する必要はない。
- 3.人権に関する課題は国内の法令に違反していない限り、企業として検討する必要はない。
- 4.人権への配慮を進めるかどうかは、各部門のマネジャーが個々の判断で自由に決めればよい事項である。
解説
正解は選択肢1。近年、企業には自社の従業員のみならず、調達先や委託先を含む事業活動全体を通じて人権を尊重することが求められるという考え方が国際的にも広がっており、これは企業経営における重要なリスクマネジメントの視点の一つとなっている。選択肢2は、人権への配慮を海外に拠点を持つ企業だけの課題と捉えているが、国内のみで事業を行う場合であっても、働く人の扱いや差別の防止など人権にかかわる課題は生じうる。選択肢3は、国内法令に抵触していなければ検討不要とする姿勢であり、人権に関する社会的な期待や国際的な考え方は法令の枠を超えて広がっていることを踏まえていない。選択肢4は、人権への配慮を各部門のマネジャーの個人的な判断に委ねるものであり、組織として一貫した方針のもとで取り組むべき事項であることを見落としている。ビジネスと人権という視点を持つことは、事業活動全体の信頼性を高めるうえで重要になっている。