【問191】ビジネスマネジャー検定 練習問題|反社会的勢力への対応
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問7/16難易度B(標準)
問題文
取引先から不当な要求を受けたとみられる連絡が現場のマネジャーに入った。反社会的勢力への対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.要求の背景にある事情を丁寧に聞き取り、担当者の裁量で穏便に収まる着地点を探る。
- 2.個人で判断せず、速やかに社内の担当部署へ情報を共有し、組織として対応する体制をとる。
- 3.相手を刺激して事態が悪化することを避けるため、まずは要求の一部を受け入れて時間を稼ぐ。
- 4.反社会的勢力かどうかの判断が難しいため、確証が得られるまで社内には報告せず様子をみる。
解説
正解は選択肢2。反社会的勢力に対しては、関係を一切持たないという姿勢を組織として明確に示すことが基本であり、現場のマネジャーが単独で判断・対応するのではなく、社内の担当部署に速やかに情報を共有し、組織的な体制で対処することが求められる。個人に対応を委ねてしまうと、担当者本人やその家族に危険が及んだり、対応の一貫性が失われたりするおそれがあるため、組織的対応の徹底が重要である。選択肢1は、担当者個人の裁量で着地点を探ろうとする点で、組織的対応の原則に反する。選択肢3は、要求を一部でも受け入れることが更なる要求を招く呼び水になりかねず、不当な要求には応じないという基本姿勢に反する。選択肢4は、確証が得られるまで報告を控えるという点が適切でない。判断に迷う段階だからこそ組織として情報を共有し、確認や対応の方針を検討する必要があり、報告が遅れるほど事態が深刻化しやすい。マネジャーには、こうした事案を自分だけで抱え込まず組織に上げる判断力が求められる。