【問186】ビジネスマネジャー検定 練習問題|ダブルチェックの運用上の注意点
業務・組織・事故災害のリスクマネジメント 問2/16難易度C(難しい)
問題文
誤りを防ぐために設けたダブルチェックの仕組みについて、その運用上の注意点として最も適切なものはどれか。
- 1.ダブルチェックは一度導入すれば継続的に効果を発揮するため、運用方法を見直す必要は生じない。
- 2.確認する人数を増やせば増やすほど誤りは減っていくため、関与する人数はできるだけ多くする。
- 3.最初の確認者が見落とした点は、二人目の確認者が形式的に確認するだけで十分に補われる。
- 4.確認が形式的な作業になると実質的な確認が行われなくなり、仕組みが機能しなくなることがある。
解説
正解は選択肢4。ダブルチェックは誤りを防ぐための有効な手段であるが、確認する行為そのものが形式的な作業として繰り返されるようになると、確認者が「他の人も見ているはずだ」という意識を持ちやすくなるなどして実質的な確認が行われなくなり、本来期待していたほどには機能しなくなることがある。選択肢1は、一度導入すれば効果が継続するとしているが、実際には運用の実態を継続的に見直す必要がある。選択肢2は、関与する人数を増やすほど誤りが減るとしているが、人数を増やすだけでは各人の確認がかえって形式的になりやすく、効果の向上につながるとは限らない。選択肢3は、二人目の確認が形式的であっても十分だとしているが、これはまさに形骸化した状態であり、見落としを補う機能を果たせていない。仕組みを設けるだけでなく、それが実質的に機能しているかを継続的に確認する視点が、マネジャーには求められる。