【問143】ビジネスマネジャー検定 練習問題|発生型問題と設定型問題の違い
業務のマネジメントと問題解決 問19/22難易度A(易しい)
問題文
発生型問題と設定型問題の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.発生型問題は、既に決められた基準や標準から外れる事態が現に生じている問題であり、原因を特定して基準どおりの状態に戻すことが求められる
- 2.設定型問題は、既存の基準からの逸脱が現に生じている状態を指し、応急的な対応によって基準内に戻すことを主眼とする問題である
- 3.設定型問題は、過去に発生し既に解決済みとなった事案を記録として整理したものを指し、あるべき姿と現状との比較とは関係しない
- 4.発生型問題と設定型問題はいずれも、担当者が新たな目標水準を自ら設定して初めて問題として認識されるという点で共通している
解説
正解は選択肢1。発生型問題は、既に決められた基準や標準から外れる事態が現に生じている問題であり、原因を特定して基準どおりの状態に戻すことが求められる、最も気づきやすい類型である。これに対して設定型問題は、現状に不具合が生じていなくても、新たにあるべき姿や目標水準を設定し、そこと現状との差を問題として捉えるものである。選択肢2は、基準からの逸脱が現に生じている状態への応急対応という発生型問題の性質を「設定型問題」の説明として当てはめており、二つの類型を取り違えている。選択肢3は、設定型問題を過去の解決済み事案の記録としているが、設定型問題はこれから目指す状態と現状との差を扱うものであり、過去の記録の整理とは異なる。選択肢4は、両者とも新たな目標水準の設定によって初めて問題化するとしているが、新たにあるべき姿を設定して差を問題として捉えるのは設定型問題に固有の特徴であり、既存の基準からの逸脱として現れる発生型問題には当てはまらない。マネジャーは、直面している問題がどちらの性質かを見極め、対応の仕方を変える必要がある。