【問139】ビジネスマネジャー検定 練習問題|情報の入手経路による違い
業務のマネジメントと問題解決 問15/22難易度C(難しい)
問題文
部門で生じた事象の原因を検討するために情報を集める際の、自ら現場に出向いて直接得た情報と、他者がまとめた資料などを通じて得た情報との扱いについての記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.他者がまとめた資料を通じて得た情報には、まとめた者の判断や解釈が入り込む余地はないため、記載された内容をそのまま事実として扱えば足り、その出所を確かめる必要はない
- 2.自ら現場で直接得た情報は他者を介さない分だけ状況を確かめやすい一方、観察できる範囲が限られることもあるため、資料などを通じて得た情報と補い合わせて用いることが望ましい
- 3.原因の検討に用いてよい情報は自ら現場で直接得たものに限られ、他者がまとめた資料を通じて得た情報は、その内容にかかわらず検討の材料から外しておくことが望ましい
- 4.情報を集める際は入手にかかる手間の少なさだけを基準にして選べばよく、その情報が誰によってどのように得られたものであるかは、原因の検討の確かさとは関係しない
解説
正解は選択肢2。自ら現場に出向いて直接得た情報は、他者の判断や要約を介していないため、状況をそのまま確かめやすいという利点がある。ただし、一人のマネジャーが直接見聞きできる範囲は限られており、それだけでは全体像を取り違えるおそれもある。一方、他者がまとめた資料を通じて得た情報は、より広い範囲や過去の経緯を押さえるのに役立つ。両者の性質の違いを踏まえ、補い合わせて用いることが望ましい。選択肢1は、資料を通じて得た情報にはまとめた者の判断や解釈が入り込む余地がなく出所を確かめる必要もないとしているが、資料は作成者が取捨選択を経てまとめたものであり、誰がどのような目的で作成したかを確かめる姿勢が必要である。選択肢3は、用いてよい情報を自ら直接得たものに限り、資料を通じて得た情報を内容にかかわらず外すべきとしているが、直接確かめられる範囲には限りがあり、資料を排除すれば検討の材料が乏しくなる。選択肢4は、入手にかかる手間の少なさだけを基準にすればよく、どのように得られた情報かは検討の確かさと関係しないとしているが、情報の出どころによって確かさは異なるため、入手の手軽さだけで選ぶことは適切ではない。