【問134】ビジネスマネジャー検定 練習問題|目標を部下と共有する意味
業務のマネジメントと問題解決 問10/22難易度B(標準)
問題文
マネジャーが部門の業績目標を設定した後、その内容や設定した理由を部下と共有することの意味についての記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.目標はマネジャーが管理するための情報であるため、部下に伝える範囲は最終的な数値のみにとどめ、設定した理由は伝えない方がよい
- 2.目標を部下に共有すると未達成の場合に部下の士気が下がる懸念が大きいため、達成が確実になるまでは共有を控えることが望ましい
- 3.目標の共有は形式的な手続きにすぎず、共有したかどうかによって部下の目標達成に向けた行動が左右されることはない
- 4.目標の内容や設定の背景を部下に伝えることは、部下が自分の業務と目標とのつながりを理解し、主体的に取り組むことにつながりやすい
解説
正解は選択肢4。マネジャーが目標の内容だけでなく、なぜその目標が設定されたのかという背景も併せて伝えることで、部下は自分が担う業務が部門全体の目標とどうつながっているかを理解しやすくなる。目標の意味を理解したうえで取り組むことは、指示されたことをこなすだけでなく、主体的に工夫しながら業務に取り組む姿勢につながりやすい。選択肢1は、部下に伝える範囲を最終的な数値のみにとどめ理由は伝えない方がよいとしているが、背景を伝えないままでは目標の意味が伝わりにくく、主体的な取り組みを引き出しにくい。選択肢2は、未達成時の士気低下を懸念して達成が確実になるまで共有を控えるべきとしているが、目標は取り組みの初期段階から共有し、途中の進捗を意識しながら業務を進められるようにすることが望ましい。選択肢3は、共有が形式的な手続きにすぎず行動に影響しないとしているが、実際には目標の共有の有無が部下の理解や取り組み姿勢に影響を与える。マネジャーには、目標の内容と背景を丁寧に部下へ伝える役割が求められる。