【問133】ビジネスマネジャー検定 練習問題|目標水準の設定
業務のマネジメントと問題解決 問9/22難易度A(易しい)
問題文
部門の業績目標の「水準」の設定について、目標が高すぎる場合や低すぎる場合に生じやすい弊害の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.達成が見込めないほど高い目標は取り組みの途中で意欲を失わせやすく、逆に容易に達成できる低い目標は能力を引き出せないまま終わりやすい
- 2.目標の水準は高ければ高いほど部下の潜在能力を引き出せるため、達成の見込みを問わず常にできる限り高く設定することが望ましい
- 3.目標の水準を下げれば未達成が生じにくくなり部門の評価も安定するため、部下の力量にかかわらずできる限り低く設定することが望ましい
- 4.目標の水準がどのように設定されても、部下の受け止め方や取り組む姿勢に違いが生じることはなく、水準の妥当性を検討する意味は乏しい
解説
正解は選択肢1。達成が現実的に見込めないほど高い目標は、努力しても届かないという感覚を生み、取り組みの途中で意欲を失わせやすい。反対に容易に達成できてしまう低い目標は、緊張感を欠き、本来発揮できるはずの能力を十分に引き出せないまま終わりやすい。目標の水準は、努力すれば手が届く程度の高さに設定することが、意欲の維持と能力の発揮の両面から重要になる。選択肢2は、達成の見込みを問わず常にできる限り高く設定すべきとしているが、実現可能性を欠いた目標はかえって意欲を損なうため適切ではない。選択肢3は、未達成を避けるためできる限り低く設定すべきとしているが、それでは能力を十分に引き出せず、部門の業績向上にもつながりにくい。選択肢4は、水準の違いが部下の受け止め方に影響しないとしているが、実際には水準の高低が取り組み姿勢や達成後の充実感に影響を与える。マネジャーは、部下の力量や部門の状況を踏まえ、適度な挑戦性を持つ水準を見極める必要がある。