【問132】ビジネスマネジャー検定 練習問題|定量目標と定性目標
業務のマネジメントと問題解決 問8/22難易度B(標準)
問題文
部門の業績目標を設定する際の「定量目標」と「定性目標」の使い分けについての記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.定量目標は数値で示されても受け手により解釈が分かれやすく、定性目標のほうが解釈の幅がないため、定性目標を優先して用いるべきである
- 2.顧客対応の質の向上のように数値化になじみにくい要素は、達成状況を示す行動や状態を言葉で具体的に記述した定性目標として設定することが考えられる
- 3.業務の性質にかかわらず、部門の目標はすべて売上高や件数などの数値で表現される定量目標に置き換えることが可能であり、そうすべきである
- 4.定性目標は達成状況を客観的に確認する手段がないため、設定した時点で進捗管理の対象からは外し、期末の振り返りでも取り上げる必要はない
解説
正解は選択肢2。売上高や件数のように数値で表しやすい業務がある一方、顧客対応の質の向上や職場の雰囲気の改善のように数値化になじみにくい業務もある。こうした要素は、達成された状態を具体的な行動や様子として言葉で描写する定性目標として設定し、定量目標と組み合わせて管理することが考えられる。選択肢1は、定量目標の伝わりやすさと定性目標の解釈の幅について記述が事実と逆であり、かつ一方を優先すべきとしている点も、両者は業務の性質に応じて使い分けるものであるため適切ではない。選択肢3は、あらゆる業務の目標を定量目標に置き換えることが可能かつ望ましいとしているが、質的な側面が重要な業務を無理に数値だけで表現すると、実態を捉えにくくなる場合がある。選択肢4は、定性目標には確認手段がなく管理や振り返りの対象から外してよいとしているが、定性目標も達成状況を具体的な事実や行動で確認し、期末に振り返ることができる。マネジャーには、業務の性質を踏まえて両者を適切に組み合わせる判断が求められる。