【問130】ビジネスマネジャー検定 練習問題|仮説を立てて検証する進め方
業務のマネジメントと問題解決 問6/22難易度A(易しい)
問題文
問題解決にあたって仮説を立てて検証する進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.仮説を立てる段階では、判断材料となるデータを収集し尽くしたうえでなければ、検証の段階に進むことは適切でないとされる
- 2.一度立てた仮説は、検証の過程で反証する事実が見つかった場合であっても、当初の内容のまま維持し続けることが望ましい
- 3.仮説を立てる際には、個別の事実を積み重ねて一般的な結論を導く演繹的な考え方だけを用いることが基本とされる
- 4.限られた情報の中で仮の結論を設定し、データを集めて検証したうえで、結果に応じて仮説を修正していく進め方である
解説
正解は選択肢4。仮説を立てて検証する進め方は、限られた情報の段階であらかじめ仮の結論(仮説)を設定し、その仮説を確かめるために必要なデータを効率的に集めて検証したうえで、結果に応じて仮説を修正・更新しながら結論の精度を高めていく考え方である。選択肢1は、判断材料となるデータを収集し尽くさなければ検証の段階に進むべきでないとしているが、情報が限られた段階でも仮の結論を設定して検証を進める点に仮説思考の意義があり、網羅的な収集を前提条件とする考え方ではない。選択肢2は、反証する事実が見つかっても当初の内容のまま仮説を維持し続けることが望ましいとしているが、検証によって仮説と食い違う事実が判明した場合には仮説そのものを見直すことが求められる。選択肢3は、個別の事実を積み重ねて一般的な結論を導く考え方を演繹的な考え方と説明しているが、個別の事実から一般的な結論を導く進め方は帰納であり、演繹は一般的な前提から個別の結論を導く考え方を指す点で誤りである。マネジャーが限られた時間の中で問題解決の精度とスピードを両立させるうえで有効な進め方である。