【問122】ビジネスマネジャー検定 練習問題|アンゾフの成長マトリクスの基本
経営計画・事業計画と戦略 問18/20難易度A(易しい)
問題文
アンゾフの成長マトリクスにおける4つの成長戦略とその位置づけの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- 1.既存の製品を新規の市場に投入する戦略は「新製品開発」と呼ばれ、既存の製品を既存の市場でより深く浸透させる戦略は「多角化」と呼ばれる
- 2.新規の製品を既存の市場に投入する戦略は「新市場開拓」と呼ばれ、既存の製品を新規の市場に投入する戦略は「市場浸透」と呼ばれる
- 3.既存の製品と既存の市場の組み合わせは「多角化」と呼ばれ、新規の製品と新規の市場の組み合わせは「市場浸透」と呼ばれる
- 4.既存の製品を新規の市場に投入する戦略は「新市場開拓」と呼ばれ、新規の製品と新規の市場を組み合わせる戦略は「多角化」と呼ばれる
解説
正解は選択肢4。アンゾフの成長マトリクスは、製品(既存・新規)と市場(既存・新規)の2軸で事業の成長方向を4つに整理する枠組みであり、既存の製品を新規の市場に投入する方向は「新市場開拓」、新規の製品と新規の市場を組み合わせる方向は「多角化」と位置づけられる。選択肢1は、既存製品を新規市場に投入する戦略を「新製品開発」、既存製品を既存市場で深めていく戦略を「多角化」としており、いずれも本来の位置づけと異なる象限の名称を当てはめている。選択肢2は、新規製品を既存市場に投入する戦略を「新市場開拓」、既存製品を新規市場に投入する戦略を「市場浸透」としており、市場軸と製品軸の対応関係を取り違えている。選択肢3は、既存製品と既存市場の組み合わせを「多角化」、新規製品と新規市場の組み合わせを「市場浸透」としており、最も基本的な市場浸透と最もリスクの高い多角化の位置づけを逆にしている。事業計画を検討する際、どの方向の成長を狙うかによって必要な経営資源やリスクの大きさが異なる点を理解しておく必要がある。