【問121】ビジネスマネジャー検定 練習問題|競争優位を築く基本戦略の考え方
経営計画・事業計画と戦略 問17/20難易度B(標準)
問題文
事業戦略における競争の基本方向として、コストリーダーシップ戦略・差別化戦略・集中戦略を比較した記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.コストリーダーシップ戦略は特定の狭い市場セグメントに経営資源を集中させ、そこでの独自性を高めることで優位を築く考え方である
- 2.集中戦略は、特定の市場セグメントに経営資源を絞り込み、その範囲内でコスト面または差別化のいずれかの優位を追求する考え方である
- 3.差別化戦略は業界内で最も低いコスト構造を実現することを狙いとし、価格面での優位によって競争に勝つ考え方である
- 4.コストリーダーシップ戦略と差別化戦略は、いずれも特定の狭いセグメントのみを対象とする点で集中戦略と共通する考え方である
解説
正解は選択肢2。集中戦略は、業界全体を対象とせず特定の市場セグメントに経営資源を絞り込み、その狭い範囲の中でコスト面での優位か差別化による優位のいずれかを追求する考え方であり、対象範囲の狭さが特徴となる。選択肢1は、本来コストの低さで優位を築くコストリーダーシップ戦略を、狭いセグメントに絞って独自性を高める考え方として説明しており、集中戦略の内容と取り違えている。選択肢3は、独自の価値提供によって優位を築く差別化戦略を、最低コストの実現による価格優位と説明しており、コストリーダーシップ戦略の内容を差別化戦略として誤って述べている。選択肢4は、コストリーダーシップ戦略と差別化戦略がいずれも狭いセグメントのみを対象とするとしているが、この2つは業界全体という広い範囲を対象とする点で、対象を狭く絞る集中戦略と区別される。マネジャーは自部門の戦略がどの方向性に基づくかを理解し、日々の判断基準に反映させる必要がある。