【問120】ビジネスマネジャー検定 練習問題|現状分析における落とし穴
経営計画・事業計画と戦略 問16/20難易度C(難しい)
問題文
現状分析を進めるマネジャーが陥りやすい問題点として、最も適切なものはどれか。
- 1.分析に着手する前に、その分析が何を判断するために必要なのかという目的を確認し、目的に適したフレームワークを選んで用いる
- 2.各種フレームワークを用いて要因を丁寧に洗い出すことに満足してしまい、そこから具体的な打ち手や意思決定に結びつける検討が不足する
- 3.分析の結果を経営層や関係者に説明する際には、可能な限り数値データによる裏付けを取り、根拠を示せるようにすることを心掛ける
- 4.外部環境の分析を先に行い、内部環境の分析はその結果を踏まえたうえで着手するという順序を定めて進め、関係者と手順を共有する
解説
正解は選択肢2。PEST分析や3C分析、SWOT分析などのフレームワークを用いて要因を丁寧に洗い出すこと自体は現状把握として有意義だが、そこで満足してしまい、洗い出した結果をクロスSWOTなどによって具体的な戦略や打ち手、意思決定にまで落とし込む検討が不足すると、分析が目的化してしまい、実際の経営計画・事業計画に活かされないまま終わってしまう。選択肢1は分析の目的を確認したうえで手法を選ぶという姿勢であり、分析が目的化することを防ぐ望ましい進め方であって、陥りやすい問題点とはいえない。選択肢3は説明の際に数値データによる裏付けを取る心掛けであり、これも実務上望ましい姿勢である。選択肢4は外部環境から内部環境へと順序立てて進め、手順を関係者と共有するという進め方であり、それ自体が陥りやすい失敗というわけではない。分析はあくまで手段であり、具体的な打ち手に結びつけて初めて経営計画・事業計画の検討に活きてくる。