【問118】ビジネスマネジャー検定 練習問題|コア・コンピタンスの考え方
経営計画・事業計画と戦略 問14/20難易度B(標準)
問題文
自社の「コア・コンピタンス」を検討する際の視点として、最も適切なものはどれか。
- 1.現時点で最も売上に貢献している主力製品そのものを指し、製品が入れ替わればコア・コンピタンスも同時に入れ替わるものとして捉える
- 2.特許や商標など法的に登録された知的財産権のみを指し、組織的なノウハウや技術力は対象に含めない
- 3.自社が他社より安価に提供できる要素であれば、模倣のされやすさや複数事業への応用可能性を問わず該当するものとして捉える
- 4.競合に模倣されにくく、複数の製品や事業分野に応用できる、自社に蓄積された技術力やノウハウとして捉える
解説
正解は選択肢4。コア・コンピタンスとは、競合他社に模倣されにくく、かつ特定の製品や事業に限らず複数の分野に応用できる、自社に蓄積された独自の技術力やノウハウを指す概念であり、顧客に価値をもたらす源泉として位置づけられる。選択肢1は特定の主力製品そのものと同一視しているが、コア・コンピタンスは製品を生み出す背後の能力を指すものであり、製品が入れ替わっても引き継がれ得る性質のものである。選択肢2は法的な知的財産権のみに限定しているが、組織に蓄積された暗黙的なノウハウや技術力もコア・コンピタンスの重要な要素であり、登録された権利に限られない。選択肢3は模倣されやすさや応用可能性を問わないとしているが、これらはコア・コンピタンスを見極めるうえで欠かせない要件であり、単に安価であるというだけでは該当しない。自社のコア・コンピタンスを正しく見極めることで、どの事業領域に経営資源を集中すべきかの判断がしやすくなる。