【問115】ビジネスマネジャー検定 練習問題|クロスSWOTの掛け合わせ
経営計画・事業計画と戦略 問11/20難易度C(難しい)
問題文
クロスSWOT分析における要因の掛け合わせと、そこから導かれる戦略の方向性との対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.強みと機会を掛け合わせた領域では、自社の強みを市場の追い風に乗せ、積極的に攻める方向性を検討する
- 2.強みと脅威を掛け合わせた領域では、強みを活かせない領域と判断し、事業の縮小や撤退を優先して検討する
- 3.弱みと機会を掛け合わせた領域では、機会そのものが乏しいと判断し、現状維持にとどめる方向性を検討する
- 4.弱みと脅威を掛け合わせた領域では、他の領域に先立って経営資源を重点的に投入する方向性を検討する
解説
正解は選択肢1。クロスSWOT分析は、内部環境の強み・弱みと外部環境の機会・脅威を掛け合わせ、四つの組み合わせごとに戦略の方向性を検討する手法である。強みと機会が重なる領域は、自社が持つ優位性を市場の追い風に乗せられる領域であり、積極的に攻めて経営資源を振り向ける候補となる。選択肢2は強みと脅威の組み合わせをただちに縮小・撤退の検討としているが、この領域は自社の強みを活かして脅威の影響をどう抑えるかを考える領域であり、強みが活かせないと決めつけるのは適切でない。選択肢3は弱みと機会の組み合わせを機会が乏しい領域としているが、機会自体は存在しており、弱みを補強したり外部と連携したりして機会を取りこぼさない方策を検討する領域である。選択肢4は弱みと脅威の組み合わせを最優先の投資領域としているが、自社に不利な条件が重なる領域であり、被害を最小限に抑える、あるいは深入りを避けるといった守りの検討が中心となる。四つの掛け合わせの意味を取り違えると、同じ分析結果からでも逆方向の打ち手を導いてしまうため、組み合わせごとの狙いを押さえておきたい。