【問110】ビジネスマネジャー検定 練習問題|計画づくりに部下を関与させる意義
経営計画・事業計画と戦略 問6/20難易度B(標準)
問題文
部門の事業計画を策定する過程に部下を関与させることの意義についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.部下を関与させると計画の内容が個人の希望に偏りやすくなるため、事業計画の策定は担当するマネジャーが単独で行うことが原則とされる
- 2.計画づくりの過程に部下を関与させることで、部下は計画の前提や意図を自ら考える立場から理解でき、実行段階での主体的な取り組みにつながりやすくなる
- 3.部下を関与させる目的は策定にかかる作業量を分担して負担を軽くすることにとどまり、部下が計画の内容への理解を深めることとは関係がない
- 4.部下を関与させると策定の責任の所在があいまいになるため、最終的な計画の内容については部下に説明しないまま実行に移すことが望ましい
解説
正解は選択肢2。計画づくりの過程に部下を関与させると、部下は計画の前提や意図を「聞かされる側」ではなく「自ら考える側」として捉えることになり、納得感を持って実行段階に臨めるようになる。これは、計画を与えられたものではなく自分たちが関わって作ったものとして受け止めてもらうことにもつながる。選択肢1は、部下の関与を退けてマネジャーの単独策定を原則としており、関与させる意義を考慮していない。選択肢3は、部下を関与させる目的を作業量の分担にとどめ、内容理解を深めることとは無関係だとしているが、理解や納得感の向上こそが関与の重要な意義である。選択肢4は、責任の所在があいまいになるため説明しないまま実行に移すのが望ましいとしているが、計画の最終的な取りまとめと説明の責任はマネジャーが担うべきものであり誤りである。マネジャーは、策定の全過程を丸投げするのではなく、適切な形で部下を巻き込みながら計画をまとめていくことが求められる。