【問111】ビジネスマネジャー検定 練習問題|外部環境と内部環境の切り分け
経営計画・事業計画と戦略 問7/20難易度B(標準)
問題文
経営環境分析における「外部環境」と「内部環境」の区分に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.外部環境は自社の努力では変えにくい業界動向などの要因であり、内部環境は自社の経営資源や体制など統制しやすい要因である
- 2.外部環境は自社の財務状況や組織体制などを指し、内部環境は競合他社や取引先の動向など自社の外側で生じる要因を指す
- 3.外部環境と内部環境はどちらも自社が直接コントロールできる要因であり、分析にあたって両者を区別して扱う必要は特にない
- 4.外部環境は短期間で変化する要因、内部環境は長期間かけて変化する要因という、変化の速度の違いによって区分される
解説
正解は選択肢1。外部環境は政治・経済・社会・技術の動向や競合・顧客の動きなど、自社の努力だけでは変えることが難しい要因を指し、内部環境は自社が保有する人材・資金・設備・組織体制など、自ら整備し統制しやすい要因を指す。この区分を意識することで、外部環境の変化には適応策を、内部環境の課題には改善策を、と対応の方向性を分けて検討できる。選択肢2は外部と内部の定義を入れ替えており、財務状況や組織体制はむしろ内部環境の典型例である。選択肢3は両者を区別なく扱えるとしているが、外部環境と内部環境では影響の及ぼし方や対応の仕方が異なるため、分けて捉える意義は大きい。選択肢4は区分の基準を変化の速度としているが、実際の区分基準は自社が統制できるか否かであり、速度の長短で分けるものではない。現状分析の出発点としてこの切り分けを誤ると、後続のPEST分析や3C分析、SWOT分析などの位置づけも混乱してしまう。